当院で取り扱いしてる治療について
あごのずれが少ない方への一般的な永久歯矯正治療
あごのずれが少ない方への
一般的な永久歯矯正治療
年齢上限がない成人と中・高生向けの矯正歯科治療のご案内です。出っ歯や開咬(かいこう)、受け口、がたがたなど、それぞれの患者さまのお悩みに合った治療内容をご提案します。永久歯の矯正治療はいつでも始めていただけます。
お子さまの乳歯と永久歯の矯正治療
あごのずれが著しい方への永久歯矯正治療
当院では一般的にあごの手術が必要とされる著しい骨格性の受け口や開咬(かいこう)に対し、できる限り手術を回避した歯性の補償矯正治療もご提案しています。
手術をご希望の患者さまには、入院可能な総合病院歯科をご紹介いたします。
お口と睡眠・呼吸機能に関する治療
呼吸による睡眠障害でお悩みの方に対し、大学病院での長年の研究と臨床経験からお口と睡眠・呼吸機能関する治療および指導を行なっています。お悩みの方は是非一度当院までご相談ください。
当院で行う痛みをできる限り抑える工夫
当院で行う痛みを
できる限り抑える工夫
痛みに優しい弱い力の器具を使用
痛みに優しい弱い力のワイヤーからゆっくりスタートするため、お子さまや痛みに弱い患者さまでも安心です。取り付けるワイヤーの種類も豊富に取り揃えています。
矯正力を少なくする方法を使用
※治療期間が長くならないように、来院回数で対応することがあります。
動かす歯の数を段階的に増やす
取り外し式の装置を取り入れる方法
装置が唇の内側に当たって痛い
小さな装置を使用します
治療の流れ
初回矯正相談
初回の矯正相談は、随時ご予約を受け付けております。
矯正治療は一般的な歯科治療に比べて、まだまだわかりにくいところが多く、不安をもって相談される方が多いと思います。昨今、矯正歯科医院も多くなっており多くの情報が錯そうしているのも事実です。矯正治療は、長い時間と費用がかかる治療です。患者さまご自身や親御さまの努力・協力関係や、主治医と良好な信頼関係を築かなければ難しい治療です。
そのため当院ではカウンセリングを重視し、不安を除去して安心へ、疑問を解決し納得に変えることで信頼関係を作っていきます。これは治療中、後もずっと続きます。
専門用語を交えず絵や写真を使ってご説明
ご家族一緒に何でも相談や質問しやすい雰囲気作り
矯正検査
当院では、歯だけではなく顔面骨格分析に欠かせないセファログラム(頭部X線規格写真)を導入して、精確な検査を行っています。患者さまお一人お一人のお口の状態を詳細に知ることが精密検査の目的であり、正しい治療方法の選択につながります。
基本検査を主体に、追加が必要だと判断した患者さまには追加として特殊検査のご用意もあります。体に痛みを伴う検査は一切ございません。小さなお子さまにも安心して受けていただけます。検査内容は主に以下のようになります。
お顔と歯の写真検査
歯型とり
あごと歯のレントゲン検査
矯正診断
適格な診断は一朝一夕にできるものではなく、真摯な研鑽と様々な経験に裏打ちされるものです。矯正診断は治療成功の鍵を握るステップであることに間違いはありません。
熟練した矯正歯科医師が精度の高いデータに基づき、適切な治療方針を立てます。当日は資料をお渡しして、歯ならびと噛み合わせの現状を基に、治療計画、設定した目標をご説明し、具体的な治療方法と予定する矯正装置をお示しいたします。
こちらの科学的根拠による提案内容と患者さまのご希望をすり合わせて、最終的にご了承いただいた治療方法を採用いたします。
30分程度のご説明とご質問の受付
未成年の方は保護者の方のご同席をお願いします
ご家族を含めた皆様のご了承とご納得が得られてから治療開始となります
治療開始
患者さまお一人お一人に合ったペースで治療を進めていきます。 お口の中の装置は自分で取り外せたり、外せなかったり様々なものがあります。お口の敏感さなど個人差がありますので、当院では装置に少しずつ慣れていただく時間を設けています。お口の中は、熱いものや冷たいものにさらされ、また、噛む力も装置に間接・直接的にかかってきますので激しい環境と言えます。
矯正装置は長く使うものが多いので、すぐに壊れたりしないように慎重に治療を進めて参ります。治療中の注意事項や痛み、歯磨きに関することなど、資料をお渡しし、その都度丁寧にご説明いたします。
当日の処置内容のご説明
今後の治療予定のご説明
保定(ほてい)開始
これらの装置を数年間、指定通り使用しないと、せっかくきれいになった歯ならびがくずれてきて、後もどりする結果となることがあります。つまり、まだ矯正治療が完全に終了していないことをご理解ください。
年2-3回の定期検診にご来院いただきます
保定装置の使用は指示に従っていただきます
装置が破損した場合は速やかにご連絡ください
矯正歯科治療に伴う
一般的なリスクや副作用について
- 矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、 一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。
- 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。
したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。
また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。 - 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
- 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
- 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
- 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
- あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
- 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
*このページは日本矯正歯科学会の情報を参考に記載しております。